部位別に痩せるダイエット法

お腹を重点的にダイエットしたいのに痩せないのはなぜ?

女性にとって気になるのはやっぱりお腹。いつの間にかぽっこりしているお腹を凹ませたい!というのが動機でダイエットを始める人も多いのですが、まず考えるのが『部分痩せ』です。

お腹や太ももなど、気になる部分を鍛えて集中的に痩せたいから腹筋しているのに痩せない、という声を聞くことがありますが、それにはきちんとした理由がありました。

そもそもお腹だけ痩せる部分痩せはできない

まず、結論からいいますと身体の狙った箇所だけを痩せさせる、いわゆる部分痩せは難しいということです。

例えば気になるお腹についた脂肪を落とすためには食事で摂取するカロリーよりも運動等で消費するカロリーが多い状態が必要になり、そのために食事を見直したり、運動をしたりすることになります。

その場合、動かした箇所の脂肪が燃焼する、ということはありませんので腹筋したらお腹の脂肪が落ちるということはないのです。

腹筋をすることでお腹の筋肉が鍛えられ、引き締まる効果が得られることはありますが、脂肪を落とすためには腹筋では十分とは言えません。

内臓脂肪が先、皮下脂肪が後

脂肪を落とすためには有酸素運動等を行い、摂取カロリー以上にカロリーを消費することによって身体が蓄えた脂肪をエネルギーとして分解するようにしなくてはいけません。

その場合、内臓周辺の隙間についている内臓脂肪が先に消費され、その後に皮下脂肪が使われることになります。

女性の場合、皮下脂肪がつきやすいのでダイエットを始めたとしてもすぐに皮下脂肪が落ちるということにはなりませんので、長い目でダイエットの目標を立て、無理なく痩せるようにする必要があります。

肝臓から遠い場所から痩せていく

一般的に痩せる順番として肝臓から遠い部分から痩せていくと言われています。

女性が痩せたい箇所として挙げる部分はお腹、太もも、二の腕、お尻あたりのことが多いですが、その中で最も肝臓から遠いのは二の腕で、お腹やお尻はその他の部分の脂肪が落ちてからようやく落ちるということになります。

食事の量が多すぎて痩せない場合もある

前述したとおりダイエットが成功する大前提は消費カロリー>摂取カロリーをキープすることです。いくら激しい運動を行っていて1日に2000Kcalを消費していたとしても、3000Kcal分の食事をしていれば消費しきれなかった分のカロリーが脂肪として身体に蓄積されることになります。

実は運動を真面目にやっているのに痩せない、という女性の中には運動の負荷が足りなくて摂取カロリーの方が多いまま、という人がいるのです。

また、食事もきちんと気を付けているし、運動もしているから消費カロリーの方が多いはず、という女性の食生活をよく観察してみると食事以外に間食をしていたり、オレンジジュース等の高カロリーな飲み物を頻繁に飲んでいたりすることも良くあります。

お腹が痩せない、という人が効率よく痩せるための方法

短期間でダイエットをしたい、気になる箇所を先に痩せさせたい、という女性にとって部分痩せ、という言葉はとても魅力的に響きますが、実際には部分痩せは難しいことがお分かりいただけたと思います。

でも、がっかりすることはありません。ダイエットに近道はありませんが、いくつか注意することで効率よくダイエットすることができますよ。

有酸素運動でカロリーを消費する

ダイエット、というと食事の量を減らしたり、極端な場合には全く食べない、というような人もいますが、食事を極端に制限する形でダイエットをすると身体に負担がかかりますし、食事の量を元に戻すとリバウンドしてしまいます。

そのため、食事も見直しながら運動することで消費カロリーを上げる必要があります。おすすめなのはジョギングやエアロバイク、水泳等の有酸素運動です。

あまり負荷の高くない運動を長い時間続けることで脂肪を燃焼させるのが有酸素運動ですが、体重50㎏の女性が30分間、時速8㎞でジョギング行うと約210kcalを消費することができます。

運動の習慣がない人は無理のない負荷で短時間の有酸素運動を行い、まず運動そのものに身体が慣れるところからはじめ、少しずつ時間をのばしていきましょう。

筋トレで基礎代謝を上げる

ダイエットには筋トレが欠かせません。筋トレを行うことで有酸素運動同様にカロリーも消費するのですが、狙いはそこではありません。筋トレをすることで筋肉の量を増やし、基礎代謝を上げることが目的です。

人間が生活しているだけで特に運動をしなくても消費するカロリーのことを基礎代謝といいますが、筋肉の量を増やすことで基礎代謝を上げることが出来、太りにくく痩せやすい身体になることができます。

筋トレをすると身体がマッチョになるからやらない、という誤解をしている女性が多いのですが、ボディビルダーのような筋肉を付けるためには筋トレを中心に生活を設計するほどの努力が必要です。

適度な筋肉は身体を引き締め、スタイルアップにもつながりますので有酸素運動と筋トレをどちらも行うようにしましょう。

お腹の筋肉を鍛えてお腹を引き締める

お腹のダイエット、というと思いつく腹筋ですが、残念ながらお腹の脂肪燃焼という意味では効果がないといことは前述しました。

しかし、お腹周りの筋肉を鍛えることでコルセットのような引き締め効果を期待することができます。お腹の筋肉は内臓を支えていますので、ここの筋力が衰えると内臓が支えきれず下垂し、下腹が目立つということがあります。

お腹には腹直筋、腹斜筋、腹横筋と3つの筋肉がありますが、鍛えやすいのは最も大きい腹直筋です。腹直筋を鍛える主なトレーニングにはクランチ、いわゆる腹筋がありますが、回数をこなすのではなく、お腹から負荷が逃げないように行うのがコツです。

スポーツジムにはそれぞれを鍛えるマシーンがありますので、しっかり鍛えたい、という人はジムに通うのも効果的ですね。

まとめ

雑誌やネットメディア等でダイエットというと必ずといっていいほど出てくる『部分痩せ』ですが、狙った箇所の脂肪だけを落とす、ということは人間の身体の作りからいって合理的ではなく、難しいということがわかります。

腹筋をすることでお腹周辺の引き締め効果が期待できるということはありますが、腹筋することでお腹の脂肪が燃焼してお腹が痩せる、ということはどうやらないようですね。

お腹が気になる、という人は筋トレで基礎代謝を上げ、有酸素運動で消費カロリーを上げ、食事を摂りすぎであればある程度制限して消費カロリーを摂取カロリーよりも多くするという王道のダイエットを行うのが最も効率がいい方法なのです。